令和6年度「過労死等の労災補償状況」

 厚生労働省では、「令和6年度 過労死等の労災補償状況」を公表しました。
 厚生労働省では、過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患や、仕事による強いストレスが原因で発病した精神障害の状況について、年1回取りまとめています。
 「過労死等」とは「業務における過重な負荷による脳血管疾患若しくは心臓疾患を原因とする死亡若しくは業務における強い心理的負荷による精神障害を原因とする自殺による死亡又はこれらの脳血管疾患若しくは心臓疾患若しくは精神障害をいう」と定義されています。
 令和6年度の過労死等に関する請求件数は4,810件 (前年度比212件の増加)、決定件数は4,312件(前年度比1,033件の増加)、支給決定件数は1,304件 (前年度比196件の増加)、
うち死亡・自殺(未遂を含む)件数は159件(前年度比 21件の増加)です。
 「脳・心臓疾患」の業種別の請求件数は「運輸業、郵便業 213件」、「卸売業、小売業 150件」、「建設業 128件」の順で多いです。
 「精神疾患の業種別の請求件数」は「医療、福祉 983件」、「製造業583件」、「卸売業、小売業 545件」の順で多いです。
 精神疾患の請求・支給決定件数は年々増加しています。職場におけるメンタルヘルス対策を進め、働きやすい職場づくりに繋げましょう。

 
 詳しくは、下記URLでご確認ください。
 URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59039.html

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