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「傾聴」が支える産業保健の信頼と実践力
9/8(月)に開催した「大人の発達障害」についての研修会では、多数の方に受講いただきました。受講者の方の声を聞くと、発達障害の方への対応にお悩みの職場が多いことを実感いたしました。当センターでは、11月21日にも、塩野義製薬株式会社との共催により、オンライン限定の「おとなの発達障がいセミナー」を開催します。参加者には、事前にセミナー資料として「おとなの発達障がいマネジメントハンドブック」を郵送致します(無料)。昨年も好評を得た研修会です。詳しくは、当センターホームページでご確認ください。
また、10/20(月)には「傾聴」をテーマにした「初心者のための相談対応スキルアップ研修(3回シリーズの1回目)」を開催します。
衛生管理者、人事労務担当者などの産業保健スタッフの皆様は日々、働く人々の声に耳を傾けられており、その内容は、体調の不安、職場の人間関係、業務の負担感など多岐に渡りますが、背景には、言葉にしづらい感情や、表情ににじむ思いが隠れていることも少なくありません。
「傾聴」とは、単に話を聞くことではなく、相手の立場に立ち、評価や判断をせずに、心を込めて受け止める姿勢です。話し手が「この人には安心して話せる」と感じられる関係性を築くことが重要です。また、傾聴の力は、信頼関係の構築だけでなく、問題の本質を見極め、適切な支援につなげるためにも欠かせません。しかし、忙しい日常業務の中で、自身が「聴く力」を十分に発揮できているか、立ち止まって振り返る機会は意外と少ないのではないでしょうか。
研修では、講義に加え、ロールプレイやワークを通じて傾聴の技術を学び、明日からの現場で活かせるヒントを得られる内容となっています。「聴くこと」は、誰にでもできるようでいて、奥が深い行動です。だからこそ、定期的に学び直す価値があります。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
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