コラム202号 掲載

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◎6/16に「傾聴」研修会を開催しました。
 6/16に実施した研修会は傾聴スキル研修の3回シリーズの2回目で、「質問技法」「要約技法」「感情の反映」「共感的理解と同感・共感」について講義いただきました。
 傾聴とは単に「話を聞く」ことではなく、相手の言葉に耳を傾け、心に寄り添いながら話を「聴く」ことです。相手の感情や気持ちを理解し、受け入れる姿勢を持って接することで、深いコミュニケーションを築くことができます。
 事業場の人事・労務担当者や管理職、相談対応業務を担当する方は、「どうすれば上手く、相手の話を聞くことができるだろうか…」と悩むことも多いと思います。
 質問技法では、オープンクエスチョンやクローズドクエスチョンなどの質問の方法があり、また、質問は大枠から細かなディテールへ進み、相手と同じ絵をイメージしながら顕在化する感情、内潜化する感情を確認すること等の技法を解説いただきました。
 また、質問技法は、質問への回答により情報を得ることだけが目的ではなく、質問をすることにより、相手に話の糸口を与えたり、主体的に発言できるようにしたりすること、発言による満足感を与えることも狙いとなります。
 そして、質問技法で重要なことは、質問への回答への応答で「あなたのことをこう理解しているよ」ということを伝え、相手に「安心感」を与え「信頼関係」を築き「心を開く」きっかけとすることで、その結果、相手が色々と話をしてくれ「より良い傾聴」に繋がることを学ぶことができました。
 傾聴技法は、ある程度の経験を積まないと、実践することは難しいかもしれません。
 当センターが実施する傾聴スキル研修では、数多くのワークを使用し、ロールプレー方式で実際に「話し手」と「聴き手」の役割を経験することができます。「聴講だけなら是非参加したいけど、実技は上手く出来なくて不安…」と考え、研修会の申し込みを控えた方もいるとは思いますが、研修で上手く実技する必要はありません。上手く実技できた経験も、できなかった経験もより深い学びに繋がります。
 3回シリーズの3回目は7/7(月)に開催しますが、1回目から参加したい方は、10月からスタートする同内容の研修会(3回シリーズ)へご参加ください。
 多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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