コラム150号 掲載

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「前提が同じなら、結論も同じ。前提が違うなら、結論も違う。」

約1年前に参加した研修会での講師の言葉です。
法令の考え方を説明する際に使われた言葉でしたが、この言葉を聞いた途端、これまで感じていたモヤモヤした部分のほとんどを解決することができ、その後、私の心の中では日に何度か登場するほどの、魔法の言葉になりました。

話がかみ合わない、同じものを見ているのに注目している部分が違うなど、この言葉が解決してくれることは多くありました。そのたびに自分の視点を変えたり、自分が注目している部分を説明したり、「前提が同じになるようにしてから」を心がけようになりました。

現在、web配信に向けた機器取扱の手順書のようなものを作成しているのですが、まさに魔法の言葉が必要になります。
作り手の前提と使う方の前提のすり合わせができていないため、手順に添った作業が行われず、一旦停止状態が発生してしまうことがあり、視点の違いやマニュアルの問題点を把握することができ、とても良い傾向だと思っています。

解釈が違うのに結果が同じでは、いずれ問題が発生してしまいます。
製造業の現場でよく見かけるマニュアルは、これらの調整を経ていることが良くわかりました。

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