コラム194号 掲載

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 岩手産保センターでは、毎月、産業保健スタッフや事業主、人事労務担当者を対象に、様々なテーマで研修会を開催しています。
 11月には「精神科医・産業医である講師から、メンタルヘルス不調により休業した労働者の復職準備と復職後の対応について」「障害者職業センターを活用したリワーク支援」「カウンセリング研修:傾聴~相手の話の内容を正確に把握するスキルを身につける~」「メンタルヘルス不調により休業した労働者の復職に関する事例検討会 こんなときどうする」「働く人の心と体の健康づくりと健康経営の勧め」「腰痛予防と転倒災害防止対策」と、皆様にとって興味深い内容の研修を計画しています。
 事務局として、この半年間数多くの研修を聴講してきましたが、特に、メンタルヘルス関係の研修では、自分では知っているつもりのことでも新たな学び・発見を感じることや同じテーマの研修を2~3回聴講した時に初めて腑に落ちることが多くありました。最近新たに学べたこととして「自分の内面と他人の外面を比べ、自分を非難しメンタル不調に陥る」「長時間労働による睡眠と食事の不規則さがメンタル不調の原因になることがある」「休業中の労働者の復職に向けた気持ちの作り方」「頑張れ、と言っても良いケースのメンタル不調」などがありました。
 産業保健スタッフの皆様は、メンタルヘルスの知識をお持ちの方が多いのですが、当センターの研修により、きっと新たな学び・発見を感じることがあると思います。
 また、当センターでは「研修から相談へ繋ぐ」ことを大事に考えています。研修に参加することで知識を得るだけではなく、働く人の心とからだの健康について、日頃悩んでいることを専門家に気軽に相談できる場所がある、ということを知っていただき、皆様が抱えている悩みや問題が解決に繋がるよう、当センターを活用していただけると、とても嬉しく思います。
 研修会は、「学ぶ」と構えずに、「講話を聴きに行く」というお気持ちでも大丈夫です。多くの皆様の研修会へのご参加、ご相談をお待ちしています。

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