コラム第105号 掲載

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 毎日蒸し暑い日が続いていますが、この時期注意しなければならないのは熱中症です。気象庁が発表した3ヶ月予報では、8月は例年より気温が高く雨が少なくなる確率が高いとされているようです。

 厚生労働省でも、「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」を展開し、熱中症の防止を呼び掛けています。

 熱中症防止対策として、暑さ指数WBGT値の測定を実施している方もいらっしゃると思いますが、どのような測定器をお使いでしょうか。WBGTは湿球黒球温度のことで、wet-bulb globe temperatureの頭文字をとってWBGTと表現しているもので、湿度、輻射熱、気温に基づいて計算します。

 日本工業規格JISZ8504によると、湿度については温度計の先端の球部を湿った白いガーゼで包んだ(wet-bulb)温度計、輻射熱は温度計の先端の球部を直径150㎜の黒い金属の球(globe)で覆った温度計で測定することとなっているようですが、最近では半導体型の湿度センサーを用いる電子式のWBGT測定器が多く使用されているようです。

 そのような電子式のWBGT測定器について、当センターと同じく、独立行政法人労働者健康安全機構の組織である労働安全衛生総合研究所において測定値の調査を行なったデータが公表されています。

 その結果、黒球を備えない簡易式のWBGT測定器の中には、JISの規格に沿った測定器で測定した値と、5℃から6℃もずれているものがあったという結果が出ています。電子式のWBGT測定機については、本年3月にJIS規格が定められています。

 WBGW値の測定には、JIS規格を具備した測定器をお使いいただきたいと思います。なお、労働安全衛生総合研究所の公表データについては以下のURLからご覧いただくことができます。

http://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2017/102-column-1.html

 最近あまり聞かれませんが、以前「不快指数」という言葉が使われていました。これも、湿度と温度によって計算しているものです。

 外は不快指数が高くても、職場の中では人間関係も含めて快適に過ごしたいものです…。

 ということで、当センターではハラスメントやコミュニケーションの研修会も開催しています。是非ご利用ください。(ちょっとPRさせていただきました。)

岩手産業保健総合支援センターでは、治療と職業生活の両立を応援します!