コラム第110号 掲載

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 11月に厚生労働省で「過重労働解消キャンペーン」が取り組まれました。
 その一環として10月28日に「過重労働解消相談ダイヤル」が設置されましたが、その相談結果の概要が公表されました。

 同ダイヤルには1日で367件の相談が寄せられ、相談内容では、
 ・長時間労働・過重労働に関するもの 136件
 ・賃金不払い残業          110件
 ・パワハラ              28件
 と、長時間労働に関する相談が最も多く、また、業種別の割合では、保健衛生業が12.8%、商業12.2%、製造業11.1%となっていたようです。

 相談事例をいくつか紹介すると、

○建設工事業の営業(建設業)【40代】
 管理監督者として働いているが、帰宅時間は午後10時から午前2時に及び、月250時間を超える残業を行なっている。また、休日出勤をしても自ら申請は行なわずに勤務実績を残さないようにしている。

○医療機関の検査技師(保健衛生業)【20代】
 始業前の1時間の残業や終業後の2時間の残業が常態であったが、タイムカードを定時に打刻するよう会社から指示されており、残業代は支払われていない。また、昼の休憩時間も長くても10分程度しか取れていない。

○派遣業のシステムエンジニア(その他の事業)【20代】
 派遣先の上司から日々、叱責を受けている。仕事が遅れたときには「ボンクラ」など人格を傷つける言葉をずっと言い続けてくる。この上司と同じ部署の職員は皆辞めていった。

 などなど。決して「業界あるある」では済ませてはいけない問題だと思います。
 こういった事案を見るたびに、この方々は、長時間労働者の面接指導は受けているのだろうか、定期健康診断や結果に基づく事後措置、ストレスチェックは受けているのだろうかと心配になります。
 他にも、事例が公表されています。メールマガジン第110号の≪3 情報≫のところに、URLを載せてありますので、興味のある方はご覧ください。

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