コラム160号 掲載

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「治療と仕事の両立支援」とは、「治療と仕事の両立」をしたい労働者への支援です。

前回のコラムで「両立支援コーディネーター」の基礎研修について、ご説明させていただきました。
この基礎研修を受講すれば、直ぐにコーディネーターとしての仕事ができるかと言えばなかなか難しいと思われます。

それは、支援を必要とする労働者の状況が千差万別であるからです。
同じ病名でも症状等は違います。勤務先の活用可能な制度、医療機関との連携、使える保険等の社会資源、似ているようでも異なるものです。
また、コーディネーターがそれら全てのことに精通できるかと言えばそれも難しいことです。

さらに、コーディネーターとして両立支援に携わる機会はまだまだ少ないのではないでしょうか。

そこで重要になってくるのは、コーディネーターの繋がり、情報交流になると思われます。
企業側のコーディネーター、医療側のコーディネーターそれぞれのコーディネーターの経験は非常に貴重です。それぞれの立場の情報を共有することで、両立支援の可能性が広がっていくと考えられます。

2月には、当センターでコーディネーター限定研修を開催いたします。研修ではグループワークも予定されており、研修の場からコーディネーターの交流の輪が生まれ、両立支援の理解が進むことを期待しています。

次回は 両立支援の取組み状況について説明したいと思います。

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